GMSの未来

GMSとはジェネラルマーチァンダイジングストアーの略で代表的なものはイオン・ヨーカ堂等の業態を言う。しかし乍ら昨今このスタイルの店舗は赤字が多いと報じられている。確かに10数年前は衣料品等は百貨店よりも安く食料品も扱っていたことから庶民にとっては便利な存在であった。現在様々なカテゴリーキラーの台頭により衣料品はユニクロしまむらで、食料品は激安スーパーで、家電は山田・ケーズで、ちょっとした物は近隣のドラッグストアーやコンビニでという人が殆どではないかと思う。GMSはテナントを多数揃え利便性を訴えているが今ではテナントそのものが営業を停止し(高いテナント料が問題)潰れかけのGMSの様な店が多い。今後アマゾン・楽天・メルカリ等ネット販売がさらなる進化をとげ、フィンテックがそれに加わってくると個人商店を除いた大型小売業は日本から存在しなくなる事は必然であろう。高齢化もこれに拍車をかけるはずだ。GMSをはじめとする大型小売業は労働環境の悪さ・単純労働の多さ・休日消化の少なさ等からみても死滅する産業であることは今現在明らかである。アミューズメント的要素を兼ね備えた小売り以外今後存在しないと感じる。