葬儀と法要

最近では直葬とかいう葬儀でお金をかけずに葬儀をする人が多いと聞く。確かに何百万円もかけて葬儀を行ったり、数十万円も出していいと言われる戒名をつける事は甚だバカバカしい事だと思う。何故なら日常どれ程の信仰心を持って暮らしているのかと問われると大抵の人は全く持っていないに近いのではないだろうか。商業主義に走り訳の分からない高額なお布施を要求してくる坊主も多い、元来識字率が低かった時代は地域のカウンセラーとして檀家を抱えそれなりの役割はあったのだろうが現代では全く存在意義が薄れているのは事実である。しかし乍ら人が無くなった時に最低限の親類や友人を集めて葬儀や法要を行う事は最低限必要な事ではないかと感じる。日頃会わない人に会って近況を語り合ったり世間話をする事は自分自身にとってもとても重要である。今後一層宗教心が薄れコスパ中心の人が増えてくると地域コミュニティーどころか親類の崩壊を迎える日もそう遠くはないのではないかと感じる。