MMT理論の推進

貨幣をどう捉えるかは人によって様々であろう。商品貨幣論に基づくと金などの貴金それ自体に価値がある商品が貨幣の価値を裏付けていると考る。金本位制の下では通貨に金との兌換が義務付けられていたので政府が発行する通貨の価値は金という商品によって担保されていた。しかし現代の通貨は金との兌換が保証されていない不換通貨が一般的になっている。通貨の価値を裏付は金などの価値のある商品ではなく通貨を法定しその通貨による納税義務を法定する権力をもつ政府なのだ徴税権力こそが通貨の価値を担保する時代である。政府権力が正常に機能していれば戦争等の有事でもない限りインフレが制御不能になる事はあり得ない。であるならば財政赤字の拡大を続け国民生活を良くするMMT理論は間違いではない。