鏡の中の自分をまじまじと眺めてみると、髪の毛は少し長めで無精髭が少し伸びていた。肌の艶は若々しく夢なら覚めずに暫く過ごしてみたいと思えた。そうだ、今は何時なんだろう、西暦何年の何月何日なんだろうと咄嗟に思い、何か確かめる術はないかと考えた。部屋にテレビもラジオも無いし、ここは外に出て、何かしら情報を得ようと考えた。  つづく