大本営の復活

現在の阿部政権に於いてはアベノミックスによる経済成長は戦後最長を記録し、株価上昇とトリクルダウンにより輸出製造業以外の業界にも恩恵をもたらすと盛んに言われてきましたが実質国民所得は減少を続け一部の業界だけが潤っている現状を国民すべてが認識している段階に入ってきています。民主党が何も出来ない政権であったことが非常に重大な現状をもたらした最大の原因と考えます。自民党一党独裁政権の変化を求めた国民が民主党に流れ日本を変える事に期待したわけですが、なにせ素人の政権であったため官僚は牛耳る事は出来ず、政治的判断は全て誤りの連続・責任転嫁の政治であったと感じています。理想が高くても実行力が無い事の悲劇を国民に見せつけた結果国民は安定を求め自民に政権を戻した訳です。しかし乍ら対抗勢力が無い現状はまさに戦中日本と同じ大本営と同じであって何をしても許される状況を我々国民が作ってしまった事を大いに反省する時が来ていると思います。統一地方選挙参院選に於いては政党ではなく候補者個人に焦点を絞った投票を行う事が重要であると考えます。何故なら現在の政党は未来へのビジョンも無ければ国民の生活にねざした政策も行っていない政党ばかりでこれは政党とは呼べない利益集団でしかないと思えるからです。