余程の事

人間年齢を重ねると経験や体験を積み重ね世の中の事が大分判ってくる。正反対に感動する力は徐々に衰えてくる。余程の事が無い限り驚きもしないし、余程美味しいものを食べない限り真に食の幸福せを感じられなくなる。後者の場合が問題で感動する食材や酒に巡り合わないと飲食も作業的なものになり、何を食べても飲んでも同じといった最悪の状況に陥る時がしばしばある。人生残りの方が少ないし食べる量もしれてる訳だから、金に糸目をつけずに飲食にお金をかける年齢に達してきたと感じる。