戦中派

内の親父は戦中海軍に所属し撮影班で当時の8ミリカメラや写真を撮る事を任務にしていたらしい、終戦間際はサイパンに赴任していたのだが本部の命で東京へ帰還するようにとの指令を受け旅経った後にサイパンは玉砕、東京大空襲の際ももう逃げられないと部屋で大の字になり寝ているとその建物は焼失を免れ命をつなぎとめたという、昔の人は死と隣り合わせの日々を生き抜いてきたのであるから戦後日本が発展する上での心構えや根性は半端ないものであったと想像するだけで容易に分かる。そんな戦中派の人たちもそろそろ死に絶える時代である、これからの日本の売りのカラーは一体何と言えばよいのだろうか?昔は勤勉・真面目・実直・義理堅いであったが思い当たる言葉が見つからない。