分相応

若い頃は金が無い・移動手段(自動車等)が無いことで、こんな服が欲しい・こんな機器が欲しい・こんな食事がしたい・こんな所へ行って見たいといった欲求が誰にでもある。やがてある程度の欲求は満たし物や事の相場を身につけるのが普通だと考える。しかし乍ら中にはいい年齢になっても経済感覚のない人がこの世の中にはいる。現状で将来は大丈夫と考えてしまう人達だ。服は好きなものを・外食は頻繁に行き・車や家をローンを組んで購入といった人たちである。彼らには今後起こる可能性のあるリスク認識が乏しい、今現在の日本で貯蓄のない世帯が3世帯に1世帯の割合であるという、分相応を自覚して暮らしをしていかないと、残される子供たちも不幸な人生を歩む事になってしまう。日本人よ本当の幸せ・本当の豊かさとはいったい何なのかを再考する時期に来たのではないだろうか。普通である事が実は幸せなのだと皆認識することが大切である。