「迷い」と「決断」

人生を歩む過程において誰もが節目節目の時に迷いが生じ、そこでの決断を誤るとその後の人生に様々な影響を及ぼし生活が一変してしまう事があるだろう。今の時代では中学受験あたりから初めての迷いが生じ始め、高校・大学受験、就職、恋愛、結婚、家庭を築き親になる、そして子供を育てるといった順で節々に何かしら迷う事が出てくるものだ。しかし乍ら、周囲に意見を言ってくれる人がいる場合には決断をするにあたっても色々な角度から考える事が出来るし、場合によっては話し合いをもって決断することも可能であると思う。私事に言及すれば高校3年で父親を亡くし、余り教育を受けていない母親を抱えてその後の人生を送ってきた。周りに意見を言ってくれる人も居なかった為、父親と死別した時点で全ての決断は自分一人にかかっていると若いながらも考え今日まで生き延びている。経験上一つ言える事は、迷っている暇があるのなら直ぐに行動に移せという事だ。行動が先にあるとその過程において何らかの打開策が出てきたり、新しい考えが思い浮かんだりして結果としてはいい方向に転び正しい決断に繋がる場合が多いと言う事だ。つまり早急に決断し考えを曲げずに取り組み続けることはせずに、朝令暮改で決断を変えられる事がとても重要になる。そこで大切な事は自分を信じる力である。自らを信じて、長い人生迷いながらも良い決断に繋げて楽しく過ごして行こうではないか。