大学とは世渡りを学ぶ所

大学生は学部や学科によって履修科目も異なり学んでいる事は様々である。私の感想ではアダムスミスを褒めちぎる教授がおり一方でハイエクこそ真の経済学者と唱える教授がいる。これら2つの考えは根底から異なるものなので各々の教授のおっしゃる通りですと試験に臨むと単位を取得できる。中には権威のある教授もいるがかつて刑法学の試験問題で次のような内容が設問された、  海外に行くので麻薬を買ってきてあげるから50万円を渡すように知人に話しかけお金を預かり出かけたが帰国後麻薬は渡さずに50万円を返さなかった。  禁制品の取引に関して詐欺罪は成立するかの問いであった。犯罪構成要件を考えれば詐欺罪の場合相手を欺罔する事が重要な要件になっている、当然成り行き上詐欺罪は成立する、しかし私には禁制品取引を巡って訴訟がなされる可能性は限りなくゼロなのではないかと私論を記述しただけで試験判定は可になってしまった。このときつくづく大学とは世渡りと同じで迎合して批判しない事が生きていく上で大切なのだなあと感じたもである。