目利き

物を仕入れて販売する際、目利きという言葉がある。その物がどの程度の価値を有しているかを目で見て触れてみて判断する能力の事だ。我々が日常使う家具調度品や日々食する魚・肉・野菜・果物等に関してはこの能力を通した品を手にすると本当の良さ・趣・価値・希少性・美味しさに出会う事が出来る。特に魚や肉は個人で経営している店舗の質は高いと最近つくづく感じる、量販店もバイヤー等が目利きを気にはするのだろうが雇われの身で仕入れ量も販売価格にも制限があるので本当に良いものは先ず販売されていないと言っても過言ではないと思う。個人経営の店舗は自分の家族の生活・将来・命がかかっている訳だから目利きは半端ない筈である、従って売られている品は間違いなく良いものが多いと歳をとってから更に思いを強くしている。量販店も個人商店も同じ商売だが従業員の因って立つスタンスに雲泥の差があるため同質にはなりえないのだ、やはり生活を掛けて生きている人の目には間違いが無い。