高級品の嘘

世の中所謂高級品と称されるブランドや物がある。しかし乍らこれらは長い年月を掛けて形作られた虚飾や偽りの産物で歴史・伝統といった別の言葉に置き換えられ我々の脳味噌に刷り込まれるのだ。モンクレールのダウンを着ていてもユニクロの防寒着を着ていても冬の寒さに対しての機能は大差ないし、ビトンのバッグを使っていても100均のバッグを使っていても物を持ち運べる点では変わりがない、しかし人間は愚かなので人の目や体裁を気にして或いはつまらない虚栄心で高い金額を出してつまらない物を買い求めてしまうのだ。確かに無駄程楽しい物は無いので人生の一時期はそういう買い物をすることをお勧めするが、物の機能・存在理由を突き詰めると実に無駄に高い商品が多い事に気づく物である、歳をとると様々な物を見たり食したり購入したりするので最終は本質へと帰納していくのかもしれない、高級品って何が高級なの?