年金・保険の破綻

実は今から20年ほど前に日本に経済企画庁なる役所が存在していた事は皆さん覚えておられるだろうか、この役所が西暦1999年に役所としては初めて外部委託による状況・将来分析を慶応大学教授3名と東京大学教授2名に託し日本の財政・年金・保険システムについて回答を得た。簡単なレジュメは各マスコミに配布されたがその直後に経済企画庁からストップがかかり一切の内容報道はするなという事になった。一部週刊ポストなどは掲載したが大新聞社は全く報道していない。その内容は今更ながらの気もするが年金・保険システムは既に破綻状態にあるという内容であった。当時の国民負担率28%強で当時の大蔵省が出したシュミレーションで行くと2025年時点の負担率は73%に跳ね上がっている、向こう100年で赤字国債の償還を終えるというバカ丸出しの試算結果を出していたことを覚えている。記事がストップになった理由がまたバカ丸出しで経済をコントロールする企画庁が何もしていないから破綻状態になったという国民批判を恐れたためであった。こうして自らの利益優先の官僚組織と政治家のおかげでコップの中の喧嘩宜しく国は衰退していくのである。もっと皆自由人になって国を変えていかなければ日本はあと20年で衰退するだろう。