ステレオタイプ

一般社会の固定観念に縛られた価値観を持つ人の事をステレオタイプの人と表現する事があるが今の若い人はこの言葉すら意味が分からないのではないだろうか、私もバリバリの昭和世代であるため通過してきた時代がすりこんでくれた様々な価値観を抱えて長年生きてきた。昔の人は物に対しても分かりやすい単純な価値基準を持っていた為、企業ブランドを一度作り上げた会社はとても信用度が高く楽な時代ではなかったのかなあと思う。現代に於いては個人の価値観は細分化されそれこそ趣味・嗜好に於いては様々な物が存在すると思われる、こうなってくると企業としてはヒット商品なるものを生み出すのは至難の業となりSNSをはじめとするネット領域で試行錯誤する戦略に日々に取り組み世の中への流布を図ろうとしている。しかし考えてみれば良い物かそうではない物かは本質を見れば自ずと判明するものなので本物を世の中に提示できない企業は結局数年で廃れていく事になるであろう、ここで重要なのが本物を見抜く力でありこれはある意味ステレオタイプに通じた意味合いもある。間に合わせ・値段が安いからでも貧困化している日本ではやっていけるのかもしれないが、イギリス人の様に審美眼を身につけ良い物を長く大切に使うライフスタイルに自分は変えていきたいと思っている。