現金払いと時代の変化

先進国の中で日本は現金の流通量が飛びぬけて多い国である。漸く昨今suica・ID・nanacoWAONedy等の電子マネーが誕生し世の中に普及し始めた、PAYPAYやLINEPAY・楽天PAY等は誕生したばかりである。今後急速にキャッシュレス社会は進展しクレジットカード会社の役割は格段と上がると共に新規参入業者が後をたたない状況になり競争は激化すると思われる。銀行も現在と将来の日本に於いては存在理由を失いさらなる合掌連合が進むことは確実である。フィンテックが発展を遂げれば地銀と呼ばれるものは近い将来消えてなくなるかもしれない。しかし乍ら2030年位迄の期間は高齢者で現金決済しか出来ない人がいるので最低限の現金決済手段は残る事になるであろう。しかし乍ら現在ですら給与明細ですらwebで確認・給与の振り込みは自動・支払いはクレジット・電子マネーで行いポイント返還も端末で行う時代においては、現金の存在理由が既に希薄になっている。今から10数年前、新聞で大学新卒の社員が面接でデジタル技術が進化しやがて金持ちという表現はビット持ちという言葉に変わる時代が来ると発言し面接官が驚いたという記事を読んだ記憶があるが、今現在既にそうなりつつある。ザルをぶらさげ算盤を使い小銭をやりとりしていた時代は約40年前位までであろう、歳をとることは避けられないが世の中の変化については分らないで済ませずに誰かに聞く・教わることが必要な時代になった。