官僚

私の義理の兄は郵政省から自治省に移りあと5年でリタイアになる年齢である。大学を卒業し入省し直ぐに結婚した、暫く会っておらず8年後に会った時奥さんが一度も家で晩御飯を食べたことが無いと言っていた。これは業界の持ち回りというやつで毎晩の接待を意味する、一度利用した店は3か月間は再利用しないなどという決まりがあり業界もどうしたものかと感じた記憶がある。実際私の学友で旧大蔵省に入省したやつは入って直ぐに国民はブタ以下だと思えと言われビックリしたと語っていた、批判や反論は人の噂もと同じでバカな国民は直ぐに忘れるから気にするなとも言われたという。その後地方の税務署に全員が飛ばされ(とは言っても全員所長)たった一人が事務次官になれるシステムで官僚諸氏は生きることになる。当然バカではないので自分たちの保身のために社団法人やいらない財団を作り事務次官になれない奴らはここに天下るかパイプのある業界に天下るのだ。ここで重要な話になるが官僚の給与を今の3倍に増やし(財源は議員報酬から捻出)退職金も一律3000万にすれば今より無駄なものは生まれず逆に無駄な組織を解体してくれるのではと感じるが、やはり人の欲には際限がないからそれは難しいのかなとも思う。