不思議な経験と伝統

お盆も近づき亡くなった親類の為お盆関連の物を用意したり、お盆の日に行う行事や宴の計画を練られている人もかなりおられると思います。私自身がその昔新人類と呼ばれた世代の人間であり日本的な風習に余り頓着しない世代であります。従って霊現象と呼ばれる物にも全く根拠はなく、盆・正月にも意味は無いと考えて生きている世代です、つまり過去の人より今生きている人が大事と思っている人間です。しかし乍らそんな私にも過去に解せない事が2回ほどありました、最初は死んだ親父が大学病院に入院3ヶ月が過ぎたある日(当時私は高校3年生)夜間私の部屋の蛍光灯が急に点滅を繰り返しました、故障かなと思った私は電源を落とし再度点灯させると蛍光灯は正常に戻りました、その時何故かは分からないのですが親父が何か伝えたいと蛍光灯を点滅させたと自然に感じたのです。翌日親父は無くなりました。次は出張が多かった私がお袋の家に行き(高齢だったので月に1・2回は訪れていました)今度沖縄に出張なんだけど俺がいない間にお袋死んだらどうしようかと何故かしら冗談半分で尋ねると、お袋は死んだら帰ってきてもらうしかないなと返事をしました。出張3日目(約2週間の出張期間)姉から連絡が入りお袋が急死したとの連絡が入り私は急遽帰省しました。何れも両親に関する出来事ですが今考えると人には以心伝心ではないが何かしら思いを繋げる霊的な物が存在しているのかもしれないと最近では考える様になりました。伝統的な物事文化的な物事にはやはり何かしら我々が想像出来ない重要な側面があるのです。